雷神とリーマン【10話】のネタバレ・感想と漫画を実質無料で読む方法

漫画『雷神とリーマン』はRENA先生の作品です。

漫画内では、人間になりたい神様・雷遊とゲイのサラリーマン・大村が共に過ごす様子が描かれています。

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雷神とリーマンのあらすじ・ネタバレ・感想

雷神とリーマン (クロフネコミックス)

こちらでは、RENA先生の作品、『雷神とリーマン』のネタバレと感想を紹介していきますので、内容のネタバレをされたくない方はご注意下さい！

（※かなり個人的見解を含むので、読む人によっては全く違う解釈をしているかもしれません）

雷神とリーマンのあらすじ

雷神とリーマン登場人物

雷遊：攻め。人間からは雷神と呼ばれている長い時を生きてきた神様。人間になるために大村から人間になる方法を教わる。

大村：受け。28歳のゲイのサラリーマン。小さな会社で営業として働いている。日々の生活に疲れていた時に雷遊と出会う。

雷神とリーマン【１０話】のネタバレ

ある日、ふたりで一緒に家で過ごしていた大村は雷遊から桜を見に行きたいと言われます。
桜は今ぐらいが見ごろで人間達も騒いでいると、雷遊は手にしていたタブレットを大村に手渡します。
そこには花見のイベントを特集したページが表示されていました。

「どこかお前の良いと思える場所はないか　そこへ行きたい」という雷遊に大村はある場所を思い浮かべます。

大村が雷遊を連れてきたのは花見にあわせてたくさんの屋台が並んでいる場所でした。
「何故桜を見る場所で料理が売られているんだ」と不思議そうな顔をする雷遊に、大村は「花より団子っていう言葉があんねん」と説明し、雷遊と一緒に屋台を見て回ることにします。

屋台を回っている中で、雷遊は初めて目にするリンゴアメに興味を持ち、大村がリンゴアメを買ってあげます。
リンゴアメが気に入った雷遊は、その後もたこ焼きなどを食べて、屋台をふたりで楽しんでいましたが、焼きそばを食べている途中、雷遊はふと空を見上げたかと思うと、どこかに行ってしまします。

人が多くなって混んできたためはぐれないようにと注意をしようとした矢先に、いつのまにか雷遊がいなくなっていることに気づいた大村はあわてて雷遊を探します。
雷遊は腕を組み、ひどく真面目な顔でじっと屋台のうしろにある桜をながめていました。

そんな雷遊に大村はおそるおそる声をかけます。
「何か食いたいんか？」とたずねる大村に「桜がよく見えないな」と雷遊は言うと、雷遊は大村を連れて屋台が並んでいる場所から離れた路地裏に向かいます。

「この辺ならいいだろう」と雷遊は大村を小脇に抱えると、地面を力強く蹴って、近くのビルの屋上に向かいます。
何が何だかわからない大村に「上まで我慢しろ」と雷遊は言うと、大きな鳥に変化し、足で大村をつかむと、そのまま空高くに向かって飛んでいきます。

ただ叫んでいた大村でしたが、雲を抜けたあたりで雷遊は鳥の姿からいつもの姿に戻ります。
しかし、いきなり人間の姿に戻られたことで支えを失った大村はそのまま落ちそうになり、死を覚悟します。

危ないところで雷遊の腕に抱えられた大村はそのまま雷遊と一緒に空を飛びながらも「鳥とか…ほんまになれんねんな」とつぶやきます。
雷遊はこれまであらゆる生物を真似てきたこと、生命の進化をなぞるように姿を変えてきたものの完全に同じ姿になることはできなかったこと、自分が鳥に化けたあの姿はある国では神の鳥・サンダーバードと呼ばれていることを話します。

話を聞いた大村は「すごいな…」と言いますが、どこまで行っても雲しか広がっていないその光景に寂しさをおぼえます。
「ここは寂しいな」と言う大村に「言葉にするとそうなのかもな」と雷遊はつぶやきます。

「よし少し急ぐか」と雷遊はとんでもないスピードで空を飛んで、先を急ぎます。
そんな雷遊のスピードについていけるはずもなく、いつの間にか大村は気を失ってしまいます。

しばらくして気を失っていた大村は雷遊に起こされます。
「着いたぞ」「見ろ」と雷遊に言われて、大村がそこで見たものは山の中で満開の花を咲かせている１本の巨大な桜の木でした。

この桜は２００年前からここにあり、誰の手も入っておらず、春と秋に花を咲かせる時にはいつもここに来ているのだと雷遊は説明します。

「俺しか知らぬ桜だ」「美しいだろう」という雷遊の隣で、大村は見事な桜を見上げることしかできません。
「お前にも見せてやりたいと思った」と言う雷遊に、大村は「めっちゃうれしい」とお礼を言います。

ふたり並んで桜をながめながら、大村は「秋が来たらもう一度雷遊と見たいと思った」「勇気が出たら誘ってみようか　握り飯でも持ってまた来ようと」と思うのでした。

雷神とリーマン【１０話】の感想

また雷遊と大村の距離が近づいたように感じました。
これまでは雷遊が大村のいる世界に近づいていましたが、今回は雷遊が大村を自分の世界、自分の大切にしている場所に招き入れました。
そのことをとても嬉しそうに喜び、笑顔を見せる大村がとても印象的でした。

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